不定期更新となりますが、私の意見なども織り交ぜながら、真摯に社会と関わっておられる皆様のお役に立つと思われる情報を厳選して紹介してまいります。
本日のオススメ動画2本ご紹介します。
ということで、本日は社会の原則的テーマでもあります、「正義を叫ぶ者こそ疑え!」についてです。とにかく、現在のようなギリギリの土壇場になると必ず現れる、クソ偽善者を見抜けというお話です。
大小の差こそあれ、集団的いじめ行為を経験したことがない方はいないのではないかと思いますが、現在のような閉塞感の中で不安が先行してきますと、安易な正義に身を委ねてホッとするというような、悲しい人間の性質が浮き彫りになります。さらにこうしたビヘイビアを利用して、マウントを取ってくるクソ偽善者が登場します。
典型的な例が、今回のパチンコ屋閉店要請事件です。とりあえず、パチンコ業界についての談義はさておき、ファクト(事実)だけを見てみましょう。
事業閉鎖を要請したのは政府です。もちろん国民の安全を守るという行為ですので、この点では何ら誤りはありません。ただし、閉鎖要請(命令)と補償はセットでなければならないはずで、「要請」という伝家の宝刀「言い逃れ」フレーズこそ、国民が糾弾しなければならない部分です。そして、この、ある意味国民の本来の「怒りや不安」の矛先をずらす、絶好のチャンスがパチンコ屋さんによってもたらされました。
では、ここでの事実=問題を整理してみましょう。
まず、第一に「感染拡大」を助長するパチンコ屋さんの営業についてですが、補償問題が取り沙汰され始めた時点で、パチンコ屋さんは補償対象になっていませんでした。
なので、自主防衛的手段として営業を続けたわけですが、とりあえずこの行為の是非は置いておいて、この時点で先決すべき問題提起は政府の「補償」ですよね。
もともと「お上」に楯突くことが暗黙のタブーとされるニッポン国民ですから、事の核心に触れることなく、飲食店を皮切りにバタバタと、なし崩しの店じまいが始まりました。
ここで、パチンコ屋さんが日本社会独自の見事なまでのいじめの対象となります。
縛り首にしろだの、リンチにしろだのと騒ぎになりましたが、ちょっと待って下さい、閉店する代わりに補償金が出てれば、誰もお上に楯突くこともなく、すんなりと感染防止活動が行われたのではないですか?よしんば、散々負けて金を吸われたパチンコ屋に恨みを持っていたとしても、パチンコ屋をいじめて何が解決されるのか?ということなんですよね。メディアはこれ見よがしに、地方公務員がパチンコ屋に出向いて「要請」を促すという美談的、一生懸命働いていますアピール的な、脅しをかけている姿の映像を流します。私たちは国民の皆様を代表して、パチンコ屋さんを懲らしめに来ました、みたいなパフォーマンスで視聴者は少しだけ溜飲を下げます。でも、君たちが戦うのはそこじゃないだろってことです。知事を先頭にトラック部隊でも編成して、中央政府に殴り込みをかけなきゃならんのではないですか。
こうした嘘くさい戦いを察知したさらなる大物クソ偽善者はこう言います。
「税金で高い給料を貰ってる公務員はこんな時こそ自主返納すべきだ」
一番わかりやすい格差表現ですね。組織内部にどんどん庶民の敵を作り出していきます。でも、よく考えて下さい。公務員や国会議員が報酬を返納したら、閉業したお店の補償が出るのですか?逆に、返納して国庫に戻ったお金は誰が使うんですか?
ストレスのはけ口として、こうしたいじめ行為はいっとき、溜飲を下げますが、明日の不安は何も変わりませんね。これって、いわゆる「いじめ」ですよね。
最後にもう一つだけ。
困ってる事業者が助成金を申請するのに、煩わしい手続きで遮る理由は何ですか?
結局「払いたくない」ってことでしょ?
ここを攻めないで、公務員の給料だ、議員報酬だって騒いでるうちに、事業者は倒れちゃいますよ。実はそれを狙ってたりして(笑
私、個人的に一番腹がたつのが、「不正受給を防ぐため」ってクソ屁理屈です。
自粛、要請で善意だとか、協力とかの呼びかけで、庶民の生活をカツアゲ同様に奪っておいて、挙句の果ては従わなかった者を自ら手を下さずに民衆を煽っていじめさせたくせに、今度は払う立場になったら、善意の民を悪意の民に置き換えて、「不正受給を防ぐために」慎重に審査しますって、善意の国民の要請は請うけど、同じ善意の国民の申請は厳しく疑うって、どういうことなのか理解できません。
その昔、労働組合が組織され始めた頃、「オルグ」なる先導者が組織内に入り込んで「正義」を叫んで民衆を惹きつけるという図式がありました。最近の映画で「アイリッシュマン」とかでも描かれていますが、自虐的に内部の腐敗みたいな要素を取り上げて正義を叫ぶ奴こそが、実は最悪のクソ偽善者であることは間違いないので、ここで改めて指摘しおきます。
とにかくこのままでは、弱いものからやられていってしまいます。今のところ、先頭に立って旗を振るのは政治家ですから、彼らは私たちの「武器=アイテム」だと思って使っていくしかありません。思想だ政策だとかはどーでも良いので、今はとりあえず政府とマジで戦ってくれる人を見極めて後方支援するしかありません。自殺者とか出ないうちに早く動かさないとこの国はガタガタになってしまいます。かろうじて私たちにはネットがありますので、せめて情報提供だけはしていきたいと思っています。
ロニーさん、ブチまけて下さってありがとうございます!
パチンコ店の自粛に関して同じことを思っていました。補償無しで休業は『死ね!』と言われているのに等しいです。まさに偽善者『橋○』、知事共、クソ野郎です。